ケース日誌(支援記録)事例④

ご挨拶(#^.^#)

 支援員の皆さま、日々のお仕事お疲れ様です。!!(^^♪

 さて今回は、精神障害の利用者さんとの約3年以上のやり取りのケースをお話していきたいと思います。

 皆様が日々ケース日誌を書く際にも、似たような促しの参考になれば幸いです。!(^^)!

強迫性障害・持続性気分障害の利用者さん!!

 まず彼女が当事業所に入社してきて直ぐ、本人より以前の事業所での出来事を話したいと申し出があった。

作業が落ち着いてきた頃を見計らい、話を聞く時間を設けた。

「私は、誰かの噂話や陰口・悪口を聞いてしまうとその本人に伝えなければいけないという気持ちを抑えられず、本人に伝えてしまい結果、人間関係のトラブルを生んでしまった。

伝えない方がいい・告げ口なんかしない方がいい等と頭では理解していても、心が受け入れない・抑えられないという特性がある事を知っておいて欲しい」と彼女は言う。

その他にも様々な話がありましたが、この件が後にまさかの約3年以上彼女への支援の壁となってしまいました。(;´д`)トホホ

マジですか!!…😢

翌日、朝礼にて、利用者さん全員に向け

「今後職場でのルールとして、人の悪口や陰口・うわさ話しをしてはいけない。(禁止)

 理由として、A型事業所はまず、一般就労へつなぐための訓練の場であり、皆さんのそれぞれの個別支援計画の目標にも良質な人間関係の構築が組み込まれています。陰口やうわさ話しというのは人間関係を崩してしまう事につながり課題への取り組みの弊害となってしまいます。

 もう1つの理由として、精神障害を持っている利用者が自身の陰口などを聞いて、落ち込んでしまい出勤したくない等の出勤率低下につながってしまう可能性も出てくるので働いている時間帯はルールとして守ってもらいます

この職場でのルール(禁止)という言葉が、障害の特性で彼女を苦しめてしまった。😢

ケース日誌①

 表情も硬く、体調でも悪いのかそれとも何かしらストレスでも抱えているのかと確認を行うが、特に何もないという。しかし、あきらかに何かしら抱えているように感じられる為、再度確認を行うが話そうとしない。

 表情をよく観察しながら作業を継続させる。

 作業に関しては、協調性を持ち手際よく進める事が出来ている。

 自身が手がけた作業後の商品の状態確認を怠る事もなく、正確に作業を進めている。必ず確認するという行為が身に付き作業の正確性が高まりとても良い。

 やはり気になるのは表情。作業開始から2時間ほど経過し、再度声掛けを行うが何も話そうとはしない。無理に聞き出す事は避け、本人の心のペースを尊重し話したいというタイミングを待つ事とした。

ケース日誌②

 本日は彼女自身から話しを聞いて欲しいと申し出がある。
 しかし、内容はまた人の噂さ話、悪口・他者批判をしてはいけないことについて短い時は1月に1度。3ヶ月・6ヶ月に1度とこれまで何度も話してきた事であった。

 しかし、実際に家族も人の話しをするため、自身の中でこれは悪い事なのか、家に帰っても誰かの話しもしてはいけないのかとまた悩み始めているという。

 家に帰っても誰の話もしてはいけないとかそういう事ではなく、会社において人の悪口・他者批判が及ぼす人間関係について。

 そして1人1人の個別支援計画に良質な人間関係の構築が組み込まれている事

 それを達成するためにもルールとして他者批判をしない事を守りながら、良い人間関係が築いていけるよう支援を行っていかなければならない。

 いずれ一般で就職する際にも人との関わり方に役立ててもらい、その人の人生のプラスになるようみんなに訓練として学んでもらいたいと理解を求める。

しかし、Sさんは言う。

職場のルールとして禁止!!

というのは、独裁者のようにしか感じられない!!

言論の自由を奪っている‼

と、もう話を聞き入れるゆとりが彼女の心にはない。😢

 その後、話を続けていく中で、表情は少しずつ和らぎ始める。

 今後も、Sさんが納得できるまで何度でも話していきましょう。精神面を安定させるためにもとても大切なことなので、遠慮せず吐き出して少しでもストレスの軽減になるようにしていきましょうと促しを行った。

 「分かりました、ありがとうございます。」と作業に戻りはするものの、いつも終わりはすっきりした表情であるが、必ず強迫性障害の特性で、考え込みが始まってしまう。

 それを理解したうえで今後もしっかりと話す機会を設け、傾聴を重ねながらもきちんと促し・気持ちの切り替えを勧め精神面を安定させられるよう支援を行っていかなければならない。

ケース日誌③

 表情も硬く、まだまだ考え込んでいる。本日は、敵意を表す程で決して目を合わせようとせず、話したくもないのだろうと思われる。

 同じ悩みを繰り返し、意思に反して頭に浮かんでしまって独裁者という印象を払いのけられないというのも強迫性障害の症状でもある事や、気分が安定していない状態が長期間にわたって続いてしまう落ち込みも持続性気分障害からくるもので、本人もとても疲弊していると感じられる。

 しかし、考え込んでいる事の中に、独裁者(私)に対する敵意も含まれるそうなので、なかなか私と話そうとしなくなってしまっている。

 現場の支援員や私以外の、支援員に話しを聞いてもらおうともせず、サビ管の方にばかり本人の意識が向き、気持ちの切り替え等、精神面の安定を図る為の働きかけが困難になってしまっている現状である。

ケース日誌④

 睡眠もしっかりとれているようで表情も良く、精神面に安定が見られるようになっていて一安心。

 この安定を継続させていきたいが、どうしても強迫障害や持続性気分障害の症状が出てしまい、月の半分以上は落ち込み・考え込みが始まってしまう。

 1番疲弊しているのは、Sさんだという事を理解し支援員も根気をもって本人と向き合っていかなければならない。

ケース日誌⑤

 昨日とはうって変わって表情も硬く目も吊り上がっている。

 睡眠はしっかりとれたそうだが、日中ずっとという訳では無いが、敵意を感じる瞬間がある。

 どんなに親身になってSさんの事を考え、どうにかしてあげたいと思っていても本人には伝わらないというか、受け入れてもらえない。

 しかし、それも強迫性障害の症状の一つで、頭で理解出来ていてもそれを払拭できないという障害を理解するという心で、根気をもって支援を継続していかなければならず向き合っていかなければならない。

最後に( ^^) _旦~~

まだまだ、ケース日誌の続きがありますが、少し長くなってしまうので、続きは次回のブログで挙げていきますね。(#^.^#)

 このような状態でも、決して休む事なく勤務を続け頑張っているSさんです!!
これからも支援していきます!!💪

利用者さんが、一般で働けるようになると信じ、あきらめずに支援を行い続け、育て上げていきたいと思います!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

それでは今日も元気にお仕事頑張って下さい!!
 いってらっしゃい!!

    またねぇ~👋(#^.^#)👋

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